デジタルパーマをお断りさせていただきました。理由は髪の状態と毎日の過ごし方にある。
2019/11/02
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2019/11/02
いいことばかりを書くのが果たしてお客様や読んでくれている人のためになるのか?
最近そんなことを考えながらコラムを書いています。
なので今回のテーマは「デジタルパーマをしたくてご来店されたお客様をお断りさせていただきました」というお話。
ちょっとネガティブに感じるこのタイトル。
でもどうしても伝えたいことがあるので書きます。
書くにあたって理由はいくつかあります。
せっかくデジタルパーマがしたいと思って期待してご来店いただいてるのになぜこの美容師は断ったのか?ということをしっかりプロの目線でお答えさせていただきます。
毎日の生活の中にも危険なことがたくさんあることも含めお話していきますね。
新規で来られるお客様はほとんどが新しい発見や自分のイメージするデザインにしたいという大きな期待をしてサロンに来られる。
当たり前です。実際に自分のそうなので。しかし美容師ができることには限界があることもわかっていてほしいんです。
なぜなら素材があってこその仕事だからです。
例えば短い髪の毛をロングにしたいとか黒染めしている髪の毛をブリーチを使わずカラーでめっちゃ明るくしたいとか。他にもあげたらキリがありません。
でもやっぱ美容師ってどうにかしてくれるものだと思われているのもなんですよねぇ。
期待に答えたい気持ちはすごくあります。でもできないものはできないのです。
言い方を変えるとやらないほうが絶対にいいとわかっているんです。
では実際にお断りした事例をお伝えします。
これはほんの1つの事例ですからね。
このお客様はデジタルパーマをご希望でご来店いただきました。
しっかりとなりたいイメージを確認後髪の毛の状態をチェックさせていただきました。
写真で見てもらってもわかるように毛先の退色が著しく触った感触も引っ掛かりが多くあまり良くはない状態でした。
それから今までの履歴、毎日のヘアケア、触った感触(指通り)スタイリング方法などを確認したところいくつか気になる点があったのです。
約一年半前にエアーウェーブをされています。(エアーウェーブは当店ではメニューにございません)
その後はデジタルパーマなどのパーマ系の施術はされておらずカラーもしていない状態です。
しかし毛先はダメージによって色が退色しています。
髪の毛はカラーをしていなくても明るくなってしまうものなのです。
スーパーロングでヘアカラーをしていない方がよく毛先にかけて色が明るくなっているのを見たことありませんか。
あれは自然に退色してしまった状態でケミカルダメージ(科学的ダメージ)ではなく自然的ダメージによるものなんです。
今回のケースはその両方が重なってしまっているのでより色の差が鮮明に出てしまっています。
※パーマ毛とはデジタルパーマ、パーマ、ストレートパーマ、縮毛矯正をかけている髪の毛のことです。
毎日必ず使うもの。それはシャンプー&トリートメント。
これにみなさん気を使ってますか?
気を使うというか自分にあったものを使ってますか?
実は「あう」「あわない」があるんですよ。
以前エアーウェーブをしているのであれば絶対にノンシリコン系のものは使わない方がいいです。
理由はパサつきと乾燥を抑えることが不可能だからです。
ノンシリコン系が悪い!!と言っているのではなく「あわない」と言っているだけです。
必ず誤解しないようにお願いします。
パーマ系をしたのであれば保湿と適度なコーティングは不可欠でして素髪に近い状態にしてしまうと水分が奪われて結果的によくはない状態になってしまいます。
今の髪の状態にあったヘアケア剤を使うことを強くお勧めします。
今ままでの経験上ですが髪の毛をさわればだいたいわかります。
髪の毛はちゃんと今の状態を教えてくれるんです。
で、実際に触ってみると色が変わっている部分からいきなり感触が変わってしまいます。
要するに髪の内部も表面もよくはない状態になってしまっているということです。
デジタルパーマをかけるのであれば大切なのは内部の状態、髪の骨組みがしっかりした状態出ないと綺麗なカールは出せません。
その後数分間いろんな部分も触らせていただきちょっと水で濡らしてみたりしましたがやっぱり良くはない状態でした。
髪の毛は乾いている時と濡れた状態で判断するのが基本で何もしていない状態だけではしっかりと状況を把握するのは難しいのです。
なのでそのように確認をさせていただきました。
結果として今回はデジタルパーマをするのを延期しました。
理由は上記にある3つの懸念点があったからです。
何より一番優先するのはお客様がお家に帰ってからどうなるのか?ということ。
ここを忘れてはいけませんよね。
その日にやりたいことをしてしまいその後に髪の毛がとんでもないことになってしまったらせっかくお金を払ってやってもらっても悪い方向に行くのであればプロとして止めてあげるのも優しさなのではないでしょうか。
髪のことをお客様よりもわかっているからこその決断です。
こういったケースは時々ありましてしっかり髪の状態をみてみないとその日に何ができるのかが決まります。
今回のようにデジタルパーマをかけるにしてもかけることができる髪の状態なのかによってできるできないを判断しています。
カウンセリングではしっかりとお客様のご要望をお聞きしたうえでご提案させていただいております。
しかし髪の状態がなりたいイメージをするうえでコンディションが良くない場合はお断りをさせていただく場合がございます。
それはお客様を第一に考えてのことです。
イメージのデザインにする際にまずは髪の毛がどのようになっているかで綺麗にすることができるかどうかが本当に大切だと思っているからです。
せっかくお越しいただいて期待に答えられないのはプロとして失格だと思いますのでまずは髪をしっかり見極めてご相談のうえでメニューを決めていくのが当サロンのスタンスですのでどうぞご理解いただける嬉しいです。
結果はデジタルパーマをかけるのを延期すると決めたのですが、ではそれがいつになればかけることができるのか?ということ。
お客様とはあと約半年様子をみましょうということで決まりました。
理由は長さを写真に写っている長さとあまり変えていかないという希望があったからです。
長さを変えずにデジタルパーマをかけるとするどうしても今の傷んでしまっている箇所を切らなければいけません。
よって時間をかけて伸ばしてからきになる毛先を切って改めてデジタルパーマをかけることが一番いいということになったのでとりあえず約半年間、しっかりケアをして伸ばしてみましょうとなったワケです。
このように期待をしてサロンにいってもやってもらえなかったということがある方はたくさんいらっしゃると思います。
しかしそれは髪のプロがしっかり判断をして伝えてくれているものだと理解していただきたいです。
多くのお客様をみてきたからこそわかるその先が果たしてあなたにとって一番最適かどうかは実際に見て触ってお話しを聞いて見ないとわかりません。
サロンにいった際にはよく担当の方とイメージや今までの履歴などを詳しく伝える事で失敗のない理想のヘアスタイルになれるはずです。
今回のようなケース、デジタルパーマをかけるのをやめたということもお客様の髪の毛を一番に考えての答えですので約半年後には綺麗にかけれるかもしれないので僕自身も楽しみに待ってみたいと思います。
もし髪に関するご相談などがございましたらお店のラインにてお受けしておりますのでお気軽にご相談ください。
またこのようにお伝えしたいことや為になることがありましたら文章にしてみたいと思います。
それでは
初めての方やご予約、ご相談などございましたらお気軽ご連絡ください。
もちろんお電話でも対応させていただきます。
LUXY(ラグジー)
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このホームページ内で掲載しているコラムではお客様目線に立ってよりわかりやすく少しでも読んでいただいた方の為になるものを書くように心掛けております。
ご不明な点などがございましたらお気軽にお問い合わせください。
サロンにご来店いただいた際は納得のいく髪の毛で毎日を過ごしていただけるように精一杯こころを込めて施術させていただきます。
お帰りいただく際もお家で簡単に再現できて1日でも長く髪型を楽しんでいただけるようにスタイリングなどのアドバイスもさせていただきます。
最高の髪型で毎日を楽しく!!
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